チームバチスタシリーズ 海道尊さんが作り上げた世界

こんにちは。まめです。

今回は僕の大好きな小説のシリーズを紹介します!

ドラマ化、映画化もされたチームバチスタシリーズとその周りのシリーズです!

チームバチスタシリーズは海堂尊さんが作者で医療+ミステリーもののシリーズです。

おそらく「チームバチスタ」というシリーズを聞いたことがある人も多いと思いますが、厳密には、このタイトルは初めの作品のみですね。

このシリーズはバチスタシリーズだけでなく、もっと大きな世界観で描かれるシリーズで著者は「桜宮サーガ」という名前で呼んでいます。
※桜宮は物語に登場する架空の都市で東海地方にあるという設定です。

今回はその全体像と魅力について紹介したいと思います!

シリーズの概要

まずシリーズの概要としては、医療+ミステリーものですが、海堂さん自身が医師ということもあり、医療現場の問題や葛藤などもうまくストーリーに組み込まれていますね。

また、シリーズがとても多く、登場人物も多く出てきており、クロスオーバーのような形で、別の小説の人物が違う作品では主人公だったりと、複数の小説で一つの大きな世界が作り上げられているものです。

僕は「医療」「ミステリー」「クロスオーバー」が大好きなので、このシリーズはとても楽しく読んでいます。

今は、新しい小説は出ていないので、ぜひ新しい物語がはじまってくれたらなと思っていますね。

バチスタは心臓の病気に対する手術ですね。他の作品だと医龍なんかでもメインテーマとして取り扱っていたので、知っている方も多いかなと思います。
今回紹介するバチスタシリーズでは、このバチスタを取り扱っているのは一作目のみで、他の作品ではあまり取り上げられません。

 

相関図

小説の展開として多岐にわたっており、正直、新しく読み始める人にとってはかなりわかりにくくなっています。

なので、それを相関図としてはまとめてみました。

相関図

このように複数のシリーズが関わり合っているような感じです。

また、時系列も結構複雑ですね。

では、それぞれのシリーズについて紹介していきます。

バチスタシリーズ(田口・白鳥シリーズ)

 

桜宮サーガの根幹のシリーズで、殺人事件や医療事故や癒着などがミステリーの要素として展開されます。

このミステリーを医者の田口と厚生労働省の白鳥が協力しながら解き明かしていくといった内容です。

チームバチスタの栄光、ジェネラル・ルージュの凱旋は竹内結子さん、阿部寛さんで映画化されていて

それとは別に、チームバチスタの栄光からケルベロスの肖像までは、伊藤敦史さん、中村トオルさんでドラマ化・映画化されています。

なので、このシリーズを見たり、聞いたことがある方も多いと思いますね。

基本的には一つ一つが独立した物語ですが、アリアドネの弾丸から、一つの大きな復讐劇が裏で進行し、ケルベロスの肖像で完結するといった感じです。

また、螺鈿迷宮は田口・白鳥シリーズではないのですが、このシリーズを読む上では欠かせないものなので、アリアドネの弾丸を読む前までには読んだほうが良いです。

この螺鈿迷宮はドラマではチームバチスタシリーズとして放映されていますね。

正直言うと、僕はドラマシリーズは見ていません。

というのも、物語としては、そこまで長いものではなく、二時間映画ぐらいがちょうどよいボリュームです。

なので、ドラマシリーズはオリジナルな展開が多く、キャラクターのイメージも若干違ったので、見るのをやめてしまいました。

ただ、ドラマシリーズと映画はAmazon Primeで見れるので、シリーズの雰囲気を味わうにはちょうど良いかなと思います。

バブル三部作

続いて、バブル三部作として、上で紹介したバチスタシリーズより昔の話がメインです。

このシリーズは新人医師の「世良雅志」というキャラクターが主人公の物語で、ブラックペアンはミステリー要素もあるのですが、あとの二作はミステリーではなく、「世良雅志」がどのように成長していくかを描いた作品です。

「世良雅志」はバチスタシリーズには出てこないのですが、後述する極北シリーズで出てきます。また、ラックペアンの物語はバチスタシリーズの最後に大きく関わってくるので「ケルベロスの肖像」を見る前には読んだほうが良いです。

また、「ブラックペアン」は2018年に嵐の二宮さん主演でドラマ化もされたので知っている方もいるのではないでしょうか。

二宮さんが演じていたのは「渡海征司郎」というブラックペアンに登場するキャラで、ドラマでは主人公のような感じでしたが、小説では、竹内涼真さんが演じていた「世良雅志」が主人公なんですよね。

ブラックペアンはドラマの続編が予定されていると言われていますが、おそらくオリジナルストーリーになる気がしています。

正直、ブラックペアンはドラマと小説では物語の根幹は同じですが、各キャラクターの雰囲気はだいぶ違います。

また、ドラマでは、ブラックペアンは上で紹介したバチスタシリーズとは特に関わってない(テレビ局も違いますね)ので、別々でも楽しめます。

 

極北シリーズ(北海道)

このシリーズは「今中良夫」が主人公のシリーズで、主に病院経営の問題や医療事故などがテーマの作品です。

バブル三部作の「世良雅志」が出てきたり、バチスタシリーズのキャラが複数出てきたりとクロスオーバー好きにはかなり楽しめる作品になっていますね。

また、この極北シリーズがバチスタシリーズの裏側的な物語を描いていたりするので、バチスタシリーズを読んだ方にはぜひ読んでもらいたいシリーズですね。

そのほか

まだまだ、他のシリーズがあるのですが、各キャラクターの深堀などがメインで一巻完結ものが多いです。

〈出産がテーマ〉

ジーンワルツ
マドンナヴェルデ

〈大阪がテーマ〉

ナニワ・モンスター
スカラムーシュ・ムーン

夢見る黄金地球儀

ひかりの件

モルフェウスの領域

玉村警部補の災難

アクアマリンの神殿

氷獄

たくさんありますね(笑)

これらは上で紹介した各シリーズからの派生が多いので、各シリーズを呼んでこの桜宮サーガが面白い!と感じたら手を出してい見ると良いかと思います。

シリーズの魅力

では、たくさんのシリーズがあると紹介してきましたが、その魅力について紹介していきたいと思います。

・クロスオーバー

・各キャラクターの特徴的な雰囲気

クロスオーバー

まずは、僕が大好きなクロスオーバーです。

紹介してきたとおり、たくさんの作品で展開されている「桜宮サーガ」ですが、メインキャラから、サブ的なキャラまで、他のシリーズにひょっこり登場することが良くあります。

また、物語としても、別のシリーズの過去や未来が部分的に描かれていたりするので、色々な作品を読んでいくごとにこの「桜宮サーガ」の世界が広がっていくような感覚で、次はこの作品を読んでみよう!となります。

また、一度読んだ作品も何度も読み返して、ここにつながるのか!という感覚も味わうことができます。

各キャラクターの特徴的な雰囲気

このように、たくさんの作品で、たくさんのキャラクターが出てきます。

これだけ出てくると誰が誰だかわからなくなってしまうこともありそうですよね。

しかし、それぞれのキャラクターの言葉使いや雰囲気が特徴的に描かれているので、他の作品にひょっこり出てきても、あのキャラだ!と気づくことができます。

まあ、あまりにキャラが多いので、すべてを把握しているのはなかなか難しいですが、どっかで出てきた気がする・・となった後で、もう一度他の作品を読み直すと、ここにいたか!となるのも面白いですね!

 

まとめ

このように、たくさんの作品で描かれる「桜宮サーガ」はそれぞれの作品単品でももちろん楽しめますが、作品を読み進めていくことで、いっそう、この世界を楽しむことができます。

なので、まずはバチスタシリーズを読んだり、ドラマシリーズを見てみたりして、一歩この世界に足を踏み入れてみましょう!

 

 

最新情報をチェックしよう!