就労移行支援・リワークに通う効果 リワークに通った体験談

精神障害などで、休職をしているとき、リワークに通うことを主治医に進められることがあると思います。

しかし、「実際に何をするんだろう?」と思いますよね。

病院のサイトなどを見ただけではわからない部分も多いです。

僕自身、今リワークに通っていて、今月で1か月が経ちました。

そこで、リワークに通って、実際に何を学んでいるのか、どんな効果があったかを紹介していきたいと思います。

就労移行支援もやることは大きくは変わらないと思うので、就労移行支援を考えている方も参考にしてみてください。

また、通う場所を決めるときは、複数の場所を見学に行くことをおすすめします。

リワークの場合は大きくやることは変わらないと思いますが、就労移行支援などは独自のプログラムを用意しているところもあります。

また、その施設全体の雰囲気や他の利用者の雰囲気を知っておくのも大事です。

これから就労移行支援・リワークに通う方の参考になればと思います!

就労移行支援・リワークとは?

就労移行支援・リワークとは?

就労移行支援やリワークとは何か?についてです。

うつ病などの精神障害を患って、休職または離職した方が、職場復帰に向けて通所する場所です。

主に、生活リズムを整えたり、自己理解を深め、ストレスに対応する方法を学んだりします。

体力を戻すために運動のプログラムがあったり、グループに分かれて作業するものなどがある場所も多いですね。

ここに通うことで、職場復帰に向けた様々なトレーニングをすることで、復帰をスムーズにし、職場に定着することができるよう体調を整えていくことができます。

また、障害者手帳がなくても主治医の許可があれば利用可能なところが多いです。

就労移行支援とリワークの詳細や違いや利用料金などについては、下の記事で詳細に解説しているので、気になる方は読んでみてください。

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リワークで実際に何をしているのか

リワークで実際に何をしているのか

では、一か月間通って、実際に何をしてきたのかを紹介していきます。

プログラムの種類としては次のような感じですね。

僕が通っているリワークは午前が座学、午後が運動のプログラムが基本になっています。

【座学】
・認知行動療法
・心理教育
・アサーション
※アサーションとは、相手を不快にさせずに自己主張をする方法
・再発予防
・グループワーク

【運動】
・ヨガ
・卓球
・ストレッチ

座学

まずは、座学のプログラムです。
座学としては、上で紹介したように、自己理解や相手とのコミュニケーション方法などがメインです。
座学といっても、ずっと話を聞いているわけではなく、自分の意見や考えなどを聞かれることも多く、発言をする機会も多いです。
また、他の利用者の方と意見交換をしたりとコミュニケーションをする機会も多いです。
グループワークも別であり、ある一つのテーマに対して、グループで一つのものを作り上げたりもします。
なので、実際に通ってみると、結構コミュニケーションをする機会が多いなと感じました。
また、自己理解として、自分の考え方の傾向やどういった部分が苦手なのかを知ることもでき、自分に合った生き方を模索する手助けにもなったりします。

運動

続いて運動のプログラムです。

これは、単純に運動をします。

基本的には室内でできるもので、ヨガやストレッチ、あとは卓球やダーツなんかもします。

 

座学も運動のプログラムも、無理をせず、頑張りすぎなくて良いです。

発言が思いつかなかったり、体調が悪く、身体を動かすのが難しいときもありますよね。

そんなときは、今日はちょっと厳しいです・・と伝えれば、しつこく聞かれたり、運動を無理強いされることもないので、体調の波がある中でも通いやすいと感じますね。

リワークに通うことでの効果

リワークに通うことでの効果

リワークに通うことの効果はたくさんありますが、僕が感じているのは次のようなことです。

・生活習慣が身につく
・自分を知ることができる
・人とのコミュニケーションができる
・運動の習慣がつく

生活習慣が身につく

まずは、生活習慣が身についていきます。

休職していると朝起きるのが遅くなってしまったり、日中に寝てしまったりすることがあると思います。

休み始めてしばらくはしっかり休むことが大事ですが、社会復帰に向けては、少しずつ生活リズムを整えていく必要があります。

ただ、これは、明日から突然「朝7時に起きて、働いて、夜12時くらいに寝る」といったような生活にするのは無理です。

また、自主的に復職前などに早寝早起きを心がけていても、やはり朝起きるのが億劫になって起きれないこともあります。

なので、就労移行支援やリワークなどの施設にある程度強制的に通うことで、徐々に生活リズムをなじませていくことができます。

はじめのうちは施設に通う時間も短かったり、朝のスタートが遅かったりもするため、自分の体力に合わせて、慣らしていくことができます。

この生活リズムというのは、復職した後に最も大事になってくると思います。

自分を知ることができる

続いて、自分を知ることができることです。

上の何をするのかの部分でも触れましたが、座学として、自己理解をしていきます。

何十年も生きてきて、なんとなく自分の得意なこと、苦手なことはわかっていますが実は、もっと奥深くに自分の苦手なものを作り上げている問題があったりもします。

しかし、その根本的なものは、長い年月をかけて作り上げられてきたものなので、簡単には変わりません。

なので、自分を知り、そして、自分に合った生き方を考えていく良い機会になっています。

人とコミュニケーションができる

続いて、人とのコミュニケーションです。

休職をしてると日常的にかかわる人は本当に少なくなります。

家族だけだったり、一人暮らしであれば、誰とも関わることがなかったりもします。

丸一日、声を発しないことすらありますよね。

なので、人の集まりの中に入り、発言をしたり、他の人と話し合ったりするということは、就労移行支援やリワークに参加しないとなかなか機会がなかったりもするので、とても大事です。

運動の習慣がつく

続いては運動です。

運動はうつ病を改善していくのに、服薬するのと同じくらい大事だと言われています。

また、ある程度身体に負荷をかけることで、身体だけでなく、精神的なストレスにもある程度の耐性ができてきます。

休職中はどうしても運動不足になってしまいがちですよね。

また、今まで、あまり運動習慣がなかった方は、自主的に続けるのは難しかったりもします。

僕自身も、元々、運動をする習慣がなく、自主的にランニングとかをしましたが、習慣化することはできませんでした。

なので、毎日運動をするというのは、自分が思っているよりも難しく、続けることでの効果も大きいです。

まとめ

まとめ

最後になりましたが、僕個人としては、リワークに通うことはとても良かったと思っています。

僕は主治医からリワークに通ってから復職をしましょうと言われて通うこととしました。

最初主治医と話したときは、また復職が遠のいてしまうと思って、通っても意味がないのではと思っていました。

しかし、三回の休職を繰り返す中で、単純に社会復帰をするのではなく、これから生きていく自分を作る必要があると感じるようになってきました。

休職をしていると一か月でも長引いたりすると、とてつもなく後れを取ってしまうと感じ、焦ってしまいます。

しかし、しっかりと自分の身体を作ってから再スタートをすることが、人生全体を見てみると、効果的だと感じます。

なので、今は焦らず、自分を知り、身体を整えていくのが大事な時期ですね。

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