ゲームレビュー 「龍が如く7」

こんにちは。まめです。

今回は、龍が如くシリーズの最新作「龍が如く7」について、やっとクリアをしたのでレビューをしようと思います。

ちなみに、僕は龍が如くシリーズをプレイしたのは初めてなので、シリーズ初心者の人がどのように楽しめたのかをまとめていきます。

ストーリークリア時間:35時間程度
クリア時レベル:主要メンバー57レベル程度

龍が如くシリーズとは

龍が如くシリーズは0~6まで続いていたシリーズで、日本の極道を題材とした物語です。
男の熱い生き様や、人情など奥深いストーリーが繰り広げられます。

ゲームシステムとしては、実際の街並みがリアルに再現されていて、その中を自由に移動しながら遊ぶことができるアクションゲームです。
※今回の龍が如く7はシリーズで初めて「RPG」の作品に変わっています。
また、ミニゲームも豊富で、バッティングセンターやゴルフ、パチスロやゴーカートなどシリーズによってさまざまです。

キャラクターもメインキャラは、実際の俳優の方をフェイスキャプチャーしてモデリングされているので、好きな俳優さんが実際に動き回るさまを楽しむこともできます。

※ちなみに龍が如くシリーズではないですが、同社から発売されている「ジャッジアイズ」ではキムタクを操作することができます(笑)

ストーリー

龍が如くのシリーズは0から6まで「桐生一馬」を主人公として続いていたシリーズですが、今回のシリーズから、「春日一番」というキャラクターが新しい主人公となり、新しい物語となっています。

なので、シリーズ未経験でも、ここから新たに初めてもストーリーについていくことはできます。

あらすじとしてはこんな感じ

2001年1月1日。関東最大の極道組織「東城会」の三次団体「荒川組」に所属する「春日一番」は、実の親のように慕う組長の荒川真澄から若頭の沢城丈が犯した罪を被るよう頼まれ、愛する組と尊敬する親父のために出頭を決意する。

時は経ち、2019年。春日は18年にも及ぶ厳しい刑務所生活を送りながらもついに出所するが、出迎えてくれる者は誰一人いなかった。

一人寂しく故郷である神室町へと戻る春日だったが、そこで目にしたのは「神室町3K作戦」という警察の施策により東城会は崩壊し、警察と関西最大の極道組織「近江連合」に完全支配された神室町の惨状であった。

この惨状を作り上げたのが荒川だということを知った春日は、真意を直接確かめるべく荒川の元へと向かうが、そこで待っていたのは再会を喜ぶ笑顔ではなく冷酷な銃口だった。

荒川に撃たれ生死の淵をさまよいながらも何とか意識を取り戻した春日が目覚めた場所は、「どん底の街」と呼ばれる横浜の「伊勢佐木異人町」にあるホームレス街であった。

バリバリの極道の物語って感じですよね。

あらすじにもある通り、舞台は「横浜」です。実在する「伊勢佐木町」から「みなとみらい」、「横浜中華街」の街並みがリアルに再現されています。また、新宿の歌舞伎町も出てきます。

この作品は特に「仲間」や「家族」といったものをテーマに取り扱っていて、どん底から、仲間と協力しあい、家族の大切さを説いていくものとなります。

ゲームシステム

ゲームシステムとしては、前述したように、シリーズで初めて「RPG」が採用されていて、戦闘は、ターン性のコマンド式となります。

また、他RPGではメジャーな「ジョブシステム」も採用されていて、リアルな世界観に合わせた様々なジョブに転職しながら戦闘を楽しむことができます。
例えば「ダンサー」や「機動隊員」、「アイドル」などのジョブになれます。

また、単純なRPGではなく、キャラクターが戦闘中は常に動いていて、その位置によって周囲のものを利用した攻撃や仲間との連携もあるのが新鮮です。

よかったところ

このゲームで自分が良かったなっと思ったのは次のようなものです。

①ストーリーが面白い
②街並みの再現がすごい
③戦闘が面白い
④ミニゲームが多様で面白い

 

①ストーリーが面白い

まずはなんといってもストーリーがすごくおもしろかったです。

序盤からたくさんの伏線が張られ、謎が多いストーリーですが、中盤から終盤にかけて物語の全貌がどんどん明らかになっていくので、次のストーリーが気になる作品でした。

また、登場人物それぞれにもストーリーがあり、それもサブストーリーなどで補完され、全体の奥深さが増していきます。

ただ、極道の世界観ということもあり、暴力的な表現やアダルトな表現も多いため、大人向けなゲームかなという印象あります。

あと、新主人公による作品ですが、今までの作品のキャラクターも出てきます。
なので、前作をやっておくとより楽しめたかなと思います。自分は逆に前のシリーズもやってみたいなと思いました。

②街並みの再現がすごい

次に街並みの再現ですね。

上述したように「横浜」が舞台の作品であり、僕は横浜住みなのですが、再現度はすごく、本当に存在する地形や建物があります。

また実在する飲食店もゲーム中に存在しするので、ゲームの中ですが、リアルな街並みを冒険している気分になれて楽しいです。

これは、横浜スタジアムがある関内駅ですね!
※残念ながらスタジアムはゲーム内にありませんでした・・

③戦闘が面白い

戦闘としてはRPGのコマンドバトルなので、他のRPGと似ている部分はもちろんあるのですが、技がそれぞれのジョブに応じて面白いものが多く、リアルなRPGってこんな感じなのかなとプレイしていて思いました。

例えば、アイドルだと歌って回復したり、ホストだと氷を相手にぶちまけて戦ったりなど普通のRPGにはないものですね(笑)

またシステム面でも、相手の弱点を突くのが重要となってきて、相手の弱点を探しつつ、いろいろな技を駆使して戦う感じです。また、バフやデバフ、状態異常が結構重要なので、考えながらの戦闘が楽しいです。

※バフ:自分を強化する。(攻撃力UPなど) 
 デバフ:相手を弱体化する。(防御力DOWNなど)

④ミニゲームが多様で面白い

龍が如くシリーズはミニゲームも多いようで、ゴルフやバッティングセンター、パチスロといったちょっとしたものから、今回は会社経営、ゴーカートなどボリュームがあるミニゲームも多く、戦闘に少し疲れた時に別のゲームを遊べる気分になるのでとても良かったです。

ただ、ミニゲームが面白くてそっちに熱中しちゃったりもします(笑)

いまいちだったところ

次に良かったところだけでなく、自分がここは惜しかったなと思った部分を挙げていきたいと思います。
ストーリー面は全く文句がないので、主にシステム面ですね

①レベル上げが結構必要
②いろいろなジョブをする利点がもう少し欲しい
③会社経営にもっとゲーム要素がほしい

①レベル上げが必要

これは、好き嫌いがあると思いますが、RPGはストーリーを進めていくだけで、クリアまでは寄り道してレベル上げをしなくても進めていけるものと、途中で寄り道してレベル上げをしなくてはいけないものがあります。

僕はクリア後のレベル上げはいいのですが、クリアまではストーリーに集中したいので、あまりレベル上げが好きではありません。

この点は好みですが、僕はストーリーがすごく面白いだけに、そこにもっと集中したかったなと思いました。

②いろいろなジョブをするメリットがもう少し欲しい

ジョブシステムで様々なジョブになれるのですが、正直、1,2個のジョブだけでもクリアできてしまうのが少し残念でした。

今回のジョブシステムではそのジョブで覚えた技を二つくらい他ジョブでも使えるようになったり、ステータスが上がったりします。
属性技を覚えることができるため、利点になるのですが、そんなにいろいろなジョブになるメリットが少ないため、もっと多くの技を持ち越せたり、パッシブ(常時発動のスキル)などを覚えることができたら、より面白かったかなと思いました。

③会社経営にもっとゲーム要素が欲しい

ミニゲームとして会社経営があるのですが、ゲーム要素がすこし少なく、人員配置だけで経営は何とかなってしまうので、もっと物件による違いや従業員ごとの特徴があったら、ゲーム性が強くなって、良かったかなと思います。
※まあ、ミニゲームだからというのはありますが・・

まとめ

ということで、良いところといまいちだったところを挙げていきいましたが

僕はこのゲームは非常に楽しめました!

最近はアクションRPG系が多く、あまり純粋なRPG作品は少ないと思うのですが、やはり、コマンドバトル式のRPGは面白いですね!

また、ストーリーがこんなにもしっかりしたものであることは驚きました。

次回作が出るようなら、ぜひ購入したいと思える一作でした!

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