こんにちは。まめです。
今回は2020年9月18日より公開された「TENET テネット」を見てきたので、そのレビューをしたいと思います!
「ダークナイト」や「インセプション」、「インターステラー」などで有名なクリストファー・ノーラン監督の最新作ということもあり、かなり注目されていた作品ですよね。
かなり難解な映画でしたが、アクション映画としてもとても楽しめたので、その魅力についても紹介していきたいと思います。
大きなネタバレはしませんが、作品の中身については触れていくので、ご注意ください!
ただ、事前知識として持っておくと、難解なこの映画を少し楽しみやすくなるかもしれません。
作品について
まずは、作品の概要とあらすじです。
作品概要
主演:ジョン・デビット・ワシントン
公開日:2020年9月18日
上映時間:150分(二時間半)
上映時間は二時間半とかなり長いです。
若干の中だるみはありますが、終盤の怒涛の展開は非常に見ごたえがあり、時間を忘れて熱中できました。
あらすじ
ウクライナ、キエフのオペラハウスにおいてテロ事件が発生。「プルトニウム241」を奪取したスパイを救出するために、テロ事件の解決のために投入された特殊部隊に偽装してオペラハウスに突入したCIA工作員の男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、ケース内のプルトニウムとされた物が謎の部品であることを知る。また、スパイの救出には成功したものの脱出の際に、ロシア人たちに捕らえられてしまう。
彼は拷問の隙に自決用の毒薬を飲むが、それは実は睡眠薬であり、目を覚ますとフェイという男からテロ事件は自分たちの組織に加えるためのテストだったことを明かされる。呼び出された場所にて未来からもたらされたという『逆行する弾丸』の存在、それらを利用して世界を破滅させようとする武器商人アンドレイ・セイターの存在を知った男は協力者であるニールと共にセイターの陰謀の打破を目論む。
出展:Wikipedia

本作の魅力
では、本作の魅力について紹介していきます。
「逆行」とは?
まずは、本作のキーワードである「逆行」とは何か?について解説します。
普通に流れる時間とは別に未来から逆行して流れてくる時間があり、それが、普通の時間の流れからみると逆再生されているように見えます。
ある装置に入ることで、その地点から、時間を逆に進むことができるようになります。
これが「逆行」です。
また、もう一度、その装置に入ることで、普通の時間に戻ることができます。
イメージとしてはこんな感じです。
なので、タイムマシンのような使い方もできるわけですが、その地点までに行くには逆行して同じ時間を経なければいけません。
一日前に行くのは逆行して一日を過ごす必要があるわけですね。
また、「逆行」中は「普通の流れ」の空気を吸うことができないため、呼吸器をつける必要があります。
PVなどで、呼吸器をつけている映像があるのはこのためですね。
僕は事前知識なく見に行ったので、最初は、主人公とかに時間を巻き戻すような能力があり、都度操ることができるような感じなのかなと思っていました。
しかし、そうではなく、「逆行」するには装置が必要になるので、どこでもすぐに「逆行」できるわけではないので、結構不便な仕組みになっています。
時間をテーマにしたものだと、パラレルワールドやタイムマシンのようなものがありますが、それとはまた違った世界観を楽しむことができます。
時間の「逆行」をテーマにした難解なストーリー
本作は「時間の逆行」が重要なキーワードになります。
上で解説したような逆行を、それぞれの登場人物が使っていたり、使っていなかったりします。
なので、それぞれの登場人物が普通の時間に生きているのか、逆行して今の時間に来たのか、はたまた、今逆行している状態なのかが複雑に絡み合っているので、非常に難解なストーリーになっています。
特に物語終盤は逆行して普通の時間に戻り、また逆行したりと、何回も繰り返すこととなるので、わけわからなくなります(笑)
おそらく一回見ただけでは理解するのが難しいですね。
特に最初は何が起きているのかわけがわからないシーンもあったりしますが、終盤にかけて徐々に謎が解けていく仕組みになっているので、どんどん映画に見入ってしまいますね。
違う時間が混在するアクション映像
上で書いた通り、同じ時間の中に普通の時間と逆行した時間が混在しています。
なので、一つの映像の中に二つの時間軸がある映像になっているので、今までに見たことがない映像が作りだされています。
例えば、普通に進む自動車と逆走する自動車のカーチェイスなど、他の映画では見ることができない迫力のあるシーンを体験することができますね。
さらに物語の終盤に、普通の時間と逆行する時間の両方から敵を攻めるというシーンがあるのですが、敵もそれに対抗し時間を「逆行」して立ち向かってきます。
これもまた、一つの映像の中に普通に戦う兵士と逆再生で戦う兵士が入り乱れるといった、複雑で非常に混戦したシーンを見ることができるのも大きな魅力になりますね。
こう書くと、難しそうな映画だなっと思われるかもしれませんが、あまり深く考えず、新しいアクション映画として楽しむだけでも十分に今までにない体験をできるかと思います。

純粋にアクションを楽しむのも全然ありですね!
まとめ
いかがでしたか?
最近のご時世ではなかなか映画館で映画を見ることをためらってしまいますよね。
僕自身も約一年ぶりに映画館に行きました。
やはり家で見るのとでは、迫力も臨場感も全く違い、改めて、映画館の楽しさを味わうことができました。
二時間半という長時間の映画でしたが、複雑なストーリーを考えたり、迫力のアクションシーンをわくわくしながら見たりと、飽きずに見続けることができましたね!
ぜひ、映画館で見ることをおすすめします。
メイキングの本も出ているようなので、この複雑な映像の作り方を見たいかたはぜひ!