こんにちは。まめです。
今回は転職についてどのように考えていけばいいか「転職の思考法」という本から紹介したいと思います。
会社に就職した後、なんらかの理由で転職を考えたことがある人はとても多いと思います。
仕事量が多いとか、仕事に向いてない、人間関係が辛い、などなど・・いろいろな理由がありますよね。
そんなとき、転職サイトで調べてみたり、エージェントと面談したりと実際にアクションを起こしてみる方もいると思いますが、どのような思考で転職について考えるのが良いかこの本では紹介されています。
ただ闇雲に行動しても、なかなか望みのゴールにたどり着けません。
自分が何を望んで転職をするのか、まずははっきりさせるべきです。
「転職に必要なのは情報ではなく思考法である。」
「転職の思考法」の概要
本書は物語形式になっていて、主人公が転職を悩んでいる中、アドバイザーからいろいろな助言をもらって成長していくものです。
この助言を自分でも考えることで、転職への理解が深まっていく形ですね。
「嫌われる勇気」などと同じ形式です。
この手の本は物語の中で具体例が示されているので理解しやすいし、読みやすいものかなと思います。
本書には様々な助言があり、知識として持っておくのは必要なものだなと感じました。
目次はこのようになっています。
第一章:仕事の「寿命」が尽きる前に、伸びる市場に身を晒せ
第二章:「転職は悪」は、努力を放棄したものの言い訳に過ぎない
第三章:あなたがいなくなっても確実に会社は回る
第四章:仕事はいつから「楽しくないもの」になったのだろう
その中で、「仕事とは何か・・・」と悩んでいる僕に、最後の章が一つの答えを教えてくれたので、この部分を紹介していきたいと思います。
仕事における「楽しみ」について
世の中の「仕事を楽しむ人」は二種類に分けられます。
to do型:何をするのか、で物事を考える。明確な夢や目標を持っている
being型:どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視する。
多くの人はこの「to do型」の人に憧れを持っていると思います。僕もそうです。
仕事に対して、夢や目標がある人はすごく前向きに仕事に取り組んでいて、目標がぶれることがなく進んでいる気がします。
ただ、世の中のほとんどの人は「being型」の人で良いです。
「心からやりたいことなど必要ない」
なので、必要なのは「やりたいこと」よりも自分が望む「状態」になることを目指すべきとされています。
自分の状態:自分のスキルは今の環境に適しているか、自分自身を信頼しているか
環境の状態:緊張と緩和のバランスは心地よいか
自分の状態
ゲームのRPGに例えるとわかりやすいですね。
主人公が弱すぎると全然勝てなくてつまらなくなりますし、強すぎると歯ごたえがなくて飽きてしまいます。
倒せそうで倒せなかったり、何とか勝てたりしたときに達成感を感じます。
なので、まずは自分のスキルや能力を把握して、自分とその仕事に求められるスキルが釣り合っているかを考えることが重要です。
また、自分への信頼という観点では、仕事をする上で嘘をつくことを最小化して、自分がやっていることを信頼することが重要です。
嘘といっても不正をするとかではなく、仕事をする上では仕方ないこともありますよね
例えば、営業などで、自社の商品があまり良くないと思いながら販売をしたりするなどです。
これは、その会社にいれば、仕事としてこなさなければならないことです。
しかし、このようなことを続けると自分が嫌いになり、自分への信頼がなくなってしまいます。
自分の状態
環境の状態としては、「緊張と緩和のバランス」が必要とされています。
学生時代に例えると、テストを頑張ったり、部活で試合を頑張ったりしたとき、それが終ればスッキリと解放された気分になりますよね。
それと同じように、仕事においても、ある程度頑張ることができ、それをクリアできることが重要です。
ただ、そのバランスを見つけるのはとても難しいですよね。
バランスが取れないと飽きを感じたり、強いストレスを感じてしまいます。
なので、本書ではその見極め方について一つの方法が紹介されています。
悪い緊張が10以上ある→職場を変えたほうが良いいい緊張が3未満→より難しい業務ややったことのないことに挑戦する
この悪い緊張やいい緊張は判断が難しいですが、自分の主観で良いとされています。
また、特徴としては次のようなことをで判断するのも良いとされています。
・良い緊張:社外からもたらされるもの→クライアントへのプレゼンや交渉ごとなど
環境の状態
また、being型の人間も「心からやりたいこと」は見つからなくても、ある程度好きなことは見つけられるとされています。
being型の人間が好きなことを見つける方法
1.他の人から上手だと言われるが「自分ではピンとない物」
2・普段の仕事の中で「全くストレスを感じないこと」
特に、僕は2番の仕事をする上で「全くストレスを感じないこと」を見つけるのは良いと感じます。
これは「小さなやりたいこと」ですよね。
人と会うのが好きな人もいれば、もくもくと作業をするのが好きな人もいます。
これは人それぞれ違いますが、違うことで、役割分担ができますよね。
なので自分の「小さなやりたいこと」を探すことが、自分の適職を探す一つの手段かなと思います。
「心からやりたいこと」は見つからなくても、ある程度好きなことは見つけられる
そして、この「小さなやりたいこと」から、自分のキャッチコピーを持ちましょう。
それが自分の仕事を選ぶ基準になります。
これは「これからできるようになりたいこと」でも良いです。
自分がやりたいこと、好きなことであれば、自分が適してる「状態」を見つけることができます。
「いまの会社では活躍できていなかったとしても、違う場所で輝ける可能性がある人は本当にたくさんいる」
自分のキャッチコピーを考える
転職するということは最近ではそこまでタブー視されない世の中になってきましたが、やはり年配の方などは良いとしない思考の人がいるのも現実です。
そのため、自分自身も転職は良くないことだという思考になります。そして転職が不安に感じます。
しかし、転職を阻害しているのは現実的な危険性ではなく、ほとんどが見栄か恐怖です。
社会や会社からの目などはどうでも良く、自分のやりたいこと、自分の望む状態を求めることが重要ですね。
また、「転職に失敗する」という現実的な危険性を考えることもあります。
しかし、転職をするという「意思決定をする」ときに覚悟を決めることが重要です。
失敗かどうかは後になってからしかわかりませんよね。
意思決定をしたときにあいまいなままだと、「やっぱり失敗だったかな・・・」と思ってしまいます。
しかし、自分自身で悩みぬいて、覚悟を決めて選択したものであれば、それは間違いではなく次のステップに進めていると考えるべきです。
転職の失敗とは
「仕事は大変で辛いもの」という思考がありますよね。
そして「仕事を楽しむことができる人は選ばれた人間の特権だ」とも考えてしまいます。
しかし、この「仕事を楽しんでいる」というのは、目標に向けて頑張っている「todo型」の人間をイメージしていることが多いと思います。
being型の僕たちはtodo型の人とは目指す楽しみが違うということを認識して、自分に適した場所を選ぶという「思考法」がなによりも大切ですね。
また、本書では転職は「人生で初めての意思決定」とされています。
進学や就職も自分で選んできたわけではなく、良い大学に行く、世間的に良い会社に行くという社会的にひかれたレールを進んでいるだけということです。
しかし、転職はそのレールから降りて、初めて意味のある意思決定をするということです。
また、転職は何かを手にするのはなく自分の意志で「何かを手放すことになる」ことから恐怖を感じます。
今回紹介したことを生かして、自分自身が望む場所も見つけて、覚悟を決めて転職をすることが、転職における大事な思考法ですね。
今回は本書に書かれている「仕事の幸せとは」の部分をピックアップして紹介しました。
これ以外にもより具体的に転職先を探す方法も紹介されています。
なので、転職を考えている人はもちろん、転職を考えていなくても、働くうえでは大事なことが書かれているのでぜひ読んでみてください。
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