こんにちは。まめです。
今回は今期のドラマで最も話題の「半沢直樹」について、原作小説の魅力について紹介していきます。
半沢直樹についてはドラマから入った方が多いと思います。
僕自身もそうです。
ただ、ドラマは見たけど、原作の小説は読んでないなっという方も多いと思います。
しかし、小説には小説の面白さがあるので、その魅力をこの記事では紹介していきたいとおもいます!
半沢直樹とは?
半沢直樹は池井戸純さん原作の小説で、2013年にドラマ化され非常に話題になった作品ですね!
原作小説
半沢直樹の原作は現状5冊発売されています。
最新刊は2020年9月16日に発売されたばかりですね。
・オレたち花のバブル組:2008年
・ロスジェネの逆襲:2012年
・銀翼のイカロス:2014年
・アルルカンと道化師:2020年
タイトルに「半沢直樹」はついていなかったんですね。
ただ最近、文庫の新装版が発売されて、それには「半沢直樹」というタイトルが追加でついていますね。
どれもそこまで長い作品ではなく、3~4時間で読むことができます。
銀行をテーマに扱っているだけあって、難しい言葉や説明文がちょっと長くなりがちですが、ドラマと同じように痛快な展開が続き、読んでいて全く飽きないです。
原作の1作目から4作目まではこちら!
ドラマ
ドラマは2013年と2020年に公開されていますね。
原作:オレたちバブル入行組/オレたち花のバブル組
・半沢直樹(2020年)
原作:ロスジェネの逆襲/銀翼のイカロス
どちらも原作二冊分がドラマ化されています。
銀行の世界の話ということで堅苦しい話が多く、制作陣もここまでの大ヒットになるとは予期していなかったそうですね。
理不尽な上司たちを痛快に論破していく半沢直樹の姿に爽快な気分になれる面白いドラマです。
また、出演者の方に歌舞伎役者の方が多く、オーバーな演技も一つの魅力ですね。
特に2020年版でははより顕著になり、名台詞がたくさん飛び出しています。
2013年版はブルーレイで発売されていますね!
原作とドラマの違い
では、ここから原作とドラマの違いについて紹介していきたいと思います。
登場人物の違い
まずは登場人物の違いです。
特にこれは2020年版が顕著ですね。
まず大人気キャラの「大和田」は、2020年版の原作となっている「ロスジェネの逆襲」にも「銀翼のイカロス」にも残念ながらでてきません。
なので、第一部の伊佐山との裏切り・裏切られの展開もなく、数々の名言も出てこないですね。
また、集大成のような形で、福山(タブレットを持ち歩いてる人)や黒崎(金融庁のオネエキャラ)が大々的に登場しますが、原作では福山は出てこないですし、黒崎も検査の時に登場するだけです。
ドラマなので、展開が広がるようにいろいろなキャラクターが出てきますが、原作ではそこまで多くのキャラは出てこず、物語はシンプルに進んでいきます。
ドラマよりは硬派な印象
原作小説はドラマよりは硬派なイメージです。
特に、2020年版のドラマはかなりオーバーな演技で、名台詞もたくさん飛び出していて、それも大きな魅力の一つですが、原作はもう少し淡々と物語が進んでいきます。
なので、ちょっと演技が過剰だなっと思う方は原作のほうが、純粋に物語を楽しめますね。
ただ、相手を論破していくシーンは本作の魅力としてしっかり描かれています。
同期とのシーンが多い
半沢直樹には信頼できる同期が何人かいますよね。
渡真利に近藤、2020年版から登場した苅田などなど、同期が半沢を助けるシーンも多いです。
ドラマでもそのようなシーンは多く見られますが、原作のほうがより親密に話し合うシーンが多いです。
特に渡真利とは、ことあるごとに飲みに行き半沢を心配するシーンが多いです(笑)
ドラマでも彼らの友情は十分伝わるかもしれませんが、原作小説のほうが、よりお互いを頼りにしている様子を見ることができます。
ちなみにこれらの同期は原作ではどの作品にも出てきます。
最新刊「アルルカンと道化師」の紹介
では、最後に最新作の「アルルカンと道化師」について重要なネタバレはしない程度に紹介したいと思います。
時系列
銀翼のイカロスまでは、物語が続いている感じでしたが、「アルルカンと道化師」は一作目より昔の話になります。
なので、2013年のドラマにも登場した「浅野支店長」や副支店長の「江島」が出てきて、半沢の障害になったりします。
浅野支店長のいやらしい性格はもちろん変わらずなので、浅野課長ファンにはたまらないのかもしれません。
そもそもファンがいるのかな・・
作品内容
内容としては大阪西支店時代の半沢直樹が、ある企業の融資を巡り、支店長や本部の人間と対立し、その企業を守るために、果敢に会社に立ち向かっていくといった、今までの半沢直樹の作品と同じように痛快な展開がある作品です。
タイトルにもある「アルルカンと道化師」というのは、この融資を巡るいざこざに非常にかかわる「絵」のタイトルなのですが、この部分が結構ミステリーチックになっていて、より謎解き色が強い作品かなっと思いました。
なので、痛快に上司に立ち向かっていく様だけでなく、ミステリー小説としても楽しめる作品かなっと思います。
最新刊はこちら
まとめ
いかがでしたか?
ドラマも原作もどっちも違った魅力があります。
特に原作小説はドラマほど複雑ではなく、シンプルに物語を楽しめる作品になっていますね。
ドラマを見た方でも、原作であるとまたいがった雰囲気を楽しめます。
また、三作目以降はドラマと違った展開を楽しむのもいいですね!
ぜひ、原作小説も見てみてください。