ゲームレビュー デス・ストランディング

こんにちは。まめです。

今回は僕が2019年にプレイして一番面白いと感じたゲーム

「デス・ストランディング」

について紹介したいと思います。

クリア時間:20時間程度

ゲームの概要

ゲームの概要

デス・ストランディングは、2019年11月に発売されたゲームです。

メタルギアソリッドシリーズで有名な小島監督が独立し立ち上げた会社、「コジマプロダクション」から初めてリリースしたゲームということで、発売前からかなり注目を集めていました。

リリース前から、そのゲーム性がかなり謎に包まれていて、いまいち内容をつかみ切れていない方も多かったと思います。

世界観としては荒廃した世界の中、人々は容易に外出することもできなくなっている状態で点在する拠点の資源もなくなりつつあり、絶望感に包まれた状態となっています。

その中で、主人公は配達人となり、点在する拠点間で荷物を運び、このゲームでのメインテーマとなっている「繋がり」を運んで、アメリカ大陸を横断する物語です。

単純な戦闘するゲームでないところがメタルギアシリーズを作り上げた小島監督らしく、独特なゲームとなっています。

また、登場人物のキャラクターもノーマン・リーダスやマッツ・ミケルセンなど有名な俳優が演じていて、フェイスキャプチャーでそっくりな顔になっています。

最近はこのようにフェイスキャプチャーで有名人の顔そっくりのキャラを操作するというゲームが多いですが、デスストランディングでは、ムービーにモーションキャプチャーも採用していて、実際に俳優の方が演じてそれがムービーになっているため、動きや表情の変化がとてもリアルで本当に映画を見ている気分になります。

ただ、このような独自性もあってか、かなり人を選ぶゲームでもあるかなと思います。

ゲームシステム

ゲームシステムとしてはオープンワールド型のアクションゲームになります。広大なフィールドの中を自由に動かすことができます。

また、ゲームの目的としては、上述したとおり拠点間の「ものを運ぶ」ことがメインとなります。

①不便を楽しむ

「もの」にはそれぞれ、耐久や重量が設定されていて、主人公が持てる重量も限られています。

「もの」といっても、配達する荷物から、武器、道具、鉱物などの資源など、すべてが含まれているため、どの「もの」をもっていくか考えながら進めていく必要があります。

また、地形への対処もリアルに作られていて、例えば、斜面を登るときはスタミナを使い、あまりに急なところは登ることができません。

移動中も左右のバランスをとる必要があり、荷物を持ちすぎていたりするとコケてしまい、持ち物が崩れて、地面に散らばってしまいます。

川を渡るときも水深の深いところではおぼれてしまい、渡ることができません。

この世界の雨は「時雨」と呼ばれるもので、この雨に降れると時間が早く進んでしまうため、ものの劣化が早くなってしまいます。なので、「時雨」が降っている場所は避けたり、早く通り抜けたいのですが、この「時雨」が降っている場所には「BT」と呼ばれる敵が出てきて、早く進むことができません。

このように、不便な部分も多いのですが、その不便を楽しむゲームでもあります。

②道具を駆使する

道具を駆使する

このように、不便で、人の力だけでは、移動するのに困難場所がたくさんあります。

そこで活躍するのが「様々な道具」です。

道具としては「梯子」や「縄」など小型のものから、フィールドに「橋」を立てたり「道路」を建築したりできます。また、移動手段としても徒歩だけでなく「バイク」と「車」もあります。

これらの道具を使って「もの」を運んでいきます。

そして、この道具はオンラインにつなげば、世界中のプレイしている人が設置した道具を使えます!

ここが、このゲームの面白いポイントの一つです!

便利な場所に設置しておけば、世界中の人から「いいね!」がもらえます!

③戦闘

戦闘

戦闘も行うことがあり、TPS視点で、銃を撃ったり、グレネードを投げたりして、時には持っているもので敵を殴ったりして戦います。

この世界では敵として「ミュール」というものと「BT」というものが出てきます。

まず「ミュール」は「人」で主人公の配達物を奪うために攻撃してきます。

この敵に対して、ボーラガンという敵に撃つと拘束できる武器を使ったり、普通の銃にゴム弾や催眠弾を入れて気絶させるのが基本的な戦いになります。

「銃で撃って倒しちゃえばいいじゃん」と思うかもしれませんがこの世界では「人を殺してはいけません」

なので、銃で撃ったり、車で轢いたりして殺してはいけません。

この世界では人が死んだときに焼却所で燃やさず、そのまま、放置しておくとヴォイドアウトという大爆発が起きてしまうため、襲ってくる敵であろうと人を殺してはいけません。

ここも独特ですね

次に「BT」という敵です。上述した「時雨」の場所で出てくる敵です。簡単に言うと「幽霊」のような存在で、主人公を別の世界へ引きずりこもうと近くを通るとつかんできます。

なので避けて通ったり、ゆっくり息をひそめて行動する必要があります。

また。BTは主人公の血液に弱いという特徴があり、物語が進んでいくと、血液を詰めたグレネードを投げたり、血液弾を撃ったりすることで倒すことができるようにもなります。

 

このように、「ものを運ぶ」という単純なゲームシステムの中にいろいろな要素があり、単に敵を倒していくゲームとは全く違うものとなっています。

 

よかったところ

①「繋がり」をテーマとしたストーリー
②不便を楽しむゲームシステム
③一人だけど、一人じゃないシステム性

①「繋がり」をテーマとしたストーリー

まずは、ストーリーの面白さです。かなりストーリーにも重きが置かれているゲームでムービーも多めです。※特に初めと終わりごろはムービーが結構あります。

このゲームは「繋がり」をテーマとしたストーリーでアメリカ大陸を横断しながら人と人、拠点と拠点を繋いでいく中で、徐々に世界の状況が変わっていきつつ、この特殊な世界の謎であったり、主人公の謎などが明かされていくものになります。

特にムービーは実際の俳優が演じたものが使われていることもあり、本当にリアルでびっくりします。

そして、そのおかげもあってかストーリーへの没入感も高く、物語を深く楽しむことができます。

②不便を楽しむゲームシステム

不便を楽しむゲームシステム

次に不便を楽しむということです。

ゲームシステムの部分でも記載しましたが、このゲームはいろいろと不便な部分が多く、プレイしていても、もどかしいときが多々あります(笑)

ただ、その不便の中のおかげで、ただ「ものを運ぶ」だけのゲームの中に、奥深さが加わり、試行錯誤しながら、プレイをしていくことができます。

また、物語が進むにつれて、徐々に便利なものが増えていき、今まで苦労してきたものが楽になっていくのも楽しみの一つでもあります。

③一人だけど一人じゃないシステム

最後に、僕がこのゲームをプレイしていて一番楽しいと感じたものですが、ゲームシステムでも触れましたが、人が設置したものを使えるというのが、最大の魅力でした。

一人では進むのに苦労する場所も他の人が残した道具を使うことで、楽に進むことができたり、バイクや車が壊れてしまったときも、近くに乗り捨ててある人のものを活用したり、また、自分も他の人が楽できるように、「ここに道具を設置しておこう!」とか考えたり、一人でプレイしているのに、一人じゃない感覚がとても楽しく感じました。

残念だったところ

①最初のムービーが長い
②使える道具が少ない

①最初のムービーが長い

まずは、導入部分のムービーや自由に動けない時間が長いです。

独特な世界観なだけあって、説明が長くなってしまうのは仕方ない部分でもありますが、もう少し短くして、早く自由に動き回りたいという思いがありました。

また、この部分で挫折してしまう人も多かったのかなとネットを見ていると思いました。

メタルギアシリーズも非常にムービーが長かったことから、「このゲームもか・・」と思い挫折してしまった人もいるかもしれませんが、途中からはムービーはかなり少なくなり、ゲームプレイ部分がたくさんあります。

なので、途中で挫折してしまった人も是非プレイしてみることをおすすめします。

②使える道具が少ない

次に、このゲームの特徴である様々な道具ですが、種類が少ないなと思いました。

道具を他の人と共有できる部分がとても楽しいと思ったので、もっといろいろな種類の道具があれば、いろいろな道の進み方があって、より面白くなったのかと思います。

 

まとめ

最後にまとめですが、「デス・ストランディング」はかなり独自性が高く、今までのゲームでは味わえなかった、新しい面白さがあります。

メタルギアという新しいゲームの世界を作った小島監督らしく、このゲームにも新しいゲームの世界が広がっていますので、ぜひプレイしてみてください!

また、コジマプロダクションはすでに新しいゲームの開発に着手し始めたようでそれも楽しみですね!

 

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