こんにちは。まめです。
今回は、やっとFF7リメイクをクリアしたため、クリアした感想と物語の考察をしていきたいと思います。
FF7シリーズのネタバレを含みますので、ご注意ください。
クリア時間:40時間(サブクエは消化、バトルレポートのみすべては未消化)
クリア時のレベル:35
コルネオ編までの状況でゲームに対するレビューをしているので良かったら見てみてください。
こんにちは。まめです。今回は先週発売されたFF7リメイクについて、半分くらいまでプレイしたので、PS1版との違いやゲームシステムなどを中心に紹介していきます!※コルネオの館くらいまでプレイした時点のレビューです。[…]
FF7R クリア後の感想

良かったところ
FF7をリアルに再現
まずは、リメイクなので、FF7の街、敵がたくさん登場します。そんな街や敵をリアルな3Dモデルで見れるのはとても魅力的でしたし、楽しかったです。
街並みは原作に比べるとよりリアルに再現されていたし、特にプレート崩落後のスラムの街並みや、神羅ビルの薄暗く怪しげな雰囲気、現代のハイレベルな技術がつぎ込まれているなと感じました。
さすがスクエニと言った感じです。
面白い戦闘システム
今回はコマンドバトルではなく、アクション要素のある戦闘になりました。
このアクション要素は、単なるボタンの連打だけでなく、敵の行動や属性の弱点を突いて、しっかり戦略を考えて行動する必要があるので、戦闘の奥深さを増していましたね。
また、ガードや回避なども活用する必要があり、結構アクション要素強めだなと思いました。
さらにリアルタイムで戦闘キャラを切り替えられるのも良かったです。
最初はクラウドばかり使っていましたが、魔法の詠唱中は他キャラに切り替えて操作したり、技が溜まった段階で切り替えをするなど、PT全員を使って戦闘をしている感があり、とても楽しかったです。
いまいちだと感じたところ

詠唱・技が結構止められる
まずは戦闘面において、魔法の詠唱や技が止められることですね。
これはスーパーアーマー状態にならないので、敵の少し大きめの技を食らうと止まります。
もちろん、それを見越して行動をする必要があり、そこにも戦略があるのですが、結構簡単に止まることもあるので、ストレスを感じる場面がありました。
そしてATBゲージも返ってこないので、「いのり」や「ケアル」系の回復行動が止められると結構苦しくなったりしましたね。
アクションが止められなくなるマテリアとかがあっても面白そうだなと感じます。今後出そうですが。
かがむ・狭い道を通るアクション
これは好みかもしれませんが、フィールド探索中にかがんだり、狭い道を通るときに速度が遅くなります。
これが地味にじれったく感じました。
フィールドの再現という意味では奥深さを増す要素ですが、正直必要かなという思いもあります。
総評
いろいろと書いてきましたが、総評としては「一つのゲームとして完成度が高くとても楽しめた」です。
PS4のゲームの中でもかなり上位に入る部類かなと個人的には思います。
久しぶりに時間を忘れてゲームに没頭できました。
FF7R 物語の考察

では、物語の考察です。
僕の想像もだいぶ含まれているので「そんなわけないだろ!」と思われる方もいるかもしれませんが、読んでみてください(笑)
ループ物説
アニメなどではたまに使われる手法の「ループ物」説です。
ループ物とは物語がループして徐々に運命を変えていったりするものですね。
有名なものだと「時をかける少女」や「シュタインズ・ゲート」などがあります。
FF7でループ物って何言ってんだ??と思うかもうしれませんが、それを匂わせるシーンがいくつかありましたし、明らかにそれを意識させるシーンがありましたね。
エアリスが未来を知っているような発言

まずはエアリスの発言です。
物語の中で何度も未来を知っているかのような発言をします。
最も大きいのは7番プレートが落ちることを知っていたことですかね。
ティファに聞かれたときも知ってそうなそぶりでしたし、マーレ(大家さん)にもプレートが落ちますと明言したりですね。
ただこれは、状況的にも落ちてしまうことは避けられないと感じているだけの可能性もあります。
予知ではなく予感な気もしますし、古代種だからの一言でかたずけられる気もします。
ただ、クラウドに対して「好きにならないで」と言っていることから、自分の結末を知っているように感じます。
フィーラーの存在

FF7Rには新キャラクターが何人か出てきますが、一番大きいのが「フィーラー」の存在です。
フィーラーは「運命の番人」ということが物語の中であかされています。
「運命を正す」存在のようですね。
そして、エアリスだけがこの存在を知っているようでしたね。
また、最初はエアリスしか見えてませんでしたが、エアリスに触れたクラウドが見えるようになり、ティファとバレット、レッドXIIIも見えていましたね。
このフィーラーが「FF7オリジナルから運命が変わろうとすると正す」行動をしています。
主なところとしてはこんな感じですね。
・教会でエアリスがタークスに連れ去られそうになるのを邪魔する
・7番プレート崩落を止めようとしたティファを邪魔する
・セフィロスに刺されたバレットを治す
・最後の逃走の際にクラウドたちが建物につぶされそうなところを助ける
・ウェッジが生きているので落とした?(生存不明)
特にバレットが刺されたシーンやウェッジを落としたシーンはあからさまでしたね。
匂わせるというレベルではなく、明らかに運命を正しています。
これはオリジナルがあるからそのオリジナルに正そうとしているわけなので、オリジナルのFF7があり、今作は別だよという解釈ができるかなと思います。
終盤の展開

終盤の展開がかなりそれを意識してる気がしました。
まずは、エアリスがやたらと運命を変えると発言することですね。
原作ではエアリスは死んでしまう運命のキャラクターです。
しかし、その運命に抗おうとしているように見えますね。
このことから、物語がオリジナルからループしていて、エアリスだけが明確に前の記憶を持っているように感じます。
最後にそれぞれの記憶が共有されるようなシーンがありますが、あれは、全員潜在的には前の記憶を持っているということを表しているのかなと思います。
新しいFF7が始まる
上でループものであると考察しましたが、さらに、この後からFF7は新しい物語が始まるのではないかと考えています。
運命の分かれ道
ミッドガルハイウェイのところで「ここが運命の分かれ道」とエアリスが言って、みんなで立ち向かうことになります。
ここから、何やら別世界のようなところにとばされて巨大なフィーラーを倒します。
これでフィーラーがいなくなったかどうかは定かではありませんが、運命を正すフィーラーがいなくなれば、運命を変えることができると思います。
なので、今作まではフィーラーに邪魔もしくは助けられて、オリジナルと同じストーリーを辿っていましたが、この後は、違った物語になるかもしれません。
FF7Rのタイトル
続いて、ゲーム内容とは別にこのゲームのタイトルの話しに移ります。
本作は「FINAL FANTASY VII REMAKE」ですね。
タイトルに「Part1」とか「ミッドガル脱出編」とか分作であることが明言されていません。
僕はこのタイトル詐欺みたいなやり方をしているのがいまいちだなと思っていましたが、物語が変わると考えると解釈が変わってきます。
リメイクされるのは「ミッドガル脱出」までで、それ以降は新しい物語になるから、リメイクとしては本作のみという解釈です。
また、わざわざ分作にして、ミッドガル脱出の内容を膨らましたのかというと、ミッドガル脱出の場面で区切りをつけたかったために、ゲーム一本分のボリュームにして、分作にしたとも考えられます。
また、何部作になるかも明かされていないのも怪しく感じますね。
普通に原作をこのペースでリメイクしていくと、4,5部作くらいになってもおかしくありません。
一年に一作出れば良いほうだと思うので、完結するのは数年先ということでそこまで引っ張るのか?という思いもあります。
よくわからなかったシーン
ザックスが生きてる?
まずは、ザックスについてですね。
物語の終盤で、なぜかザックスの最後の場面が出てきます。神羅兵に囲まれて、死んでしまうシーンですね。
その後、クラウド達がフィーラーと戦うシーンになり、倒したのと同時にザックスのシーンにもなり、神羅兵に倒されなくなりました。
そして、クラウドを抱えてミッドガルに向かうところとクラウド達が旅立つところがクロスオーバーされて表現されましたね。
このことからザックスが生きている可能性もゼロではなくなりましたが、そもそも、過去を変えているのはおかしい気がしますし、クラウドがソルジャーのフリをするようになったことも説明がつかなくなります。
なので、おそらく死んでいるとは思うのですが、なぜこんなシーンを入れたのか謎です。
ビックスが生きている、ジェシーは?
続いて、ビックス、ウェッジ、ジェシーです。
この三人は原作では7番プレート崩壊に巻き込まれて死んでしまいますね。
ただ、ウェッジだけがそこから生き残りましたが、最後の神羅ビルでフィーラーに落とされておそらく死んでしまったのではないかと思います。
ここまでであれば、運命を正すということで納得できたのですが、最後の最後でビックスがリーフハウスで生きているシーンが出てきます。
ジェシーについては机にジェシーの手袋が置かれていたため、生きているのか、形見として持ってきたのかは謎ですね。
※形見として手袋を持ってくるのもどうなのかなと思うので生きている可能性が高い気がします。
ビックスとジェシーが生きていることは運命が違っていることになりますね。
もしかしたら、リーフハウスで死の淵にいて、原作だとそのまま死んでしまうけれど、クラウド達がフィーラーを倒したことで、死ななくなったという考えもできる気がしますが、少し無理やりな気もします。
なので、素直に全員死んだことにしておけば、運命が正されていたわけですが、ここだけが違うことになっているのがすごく違和感を感じますね。
今後、ビックスやジェシーが物語に大きく関わってくるのでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。
正直タイトルについては僕の完全に妄想ですが、ゲーム内容は明らかに意味ありげになってます。
特にフィーラーの存在が怪しいしおかしいですよね。
普通にリメイクするなら、必要のない存在ですし、「運命を正す」という表現も匂わに来てますよね。
僕も終盤までは、「ウェッジとかは生きてることにするのかなー」とか「フィーラーが邪魔したり助けたりするのはなんか理由あるのかな」ぐらいにしか思っていませんでしたが、終盤の怒涛の「運命」を強調した表現に怪しさを感じてしまいます。
FF7といえば、エアリスが生存するルートがあると昔はよく言われていましたね。
ただ、あのストーリーはエアリスの死があってこそのストーリーだと思っているので、今回もしそんなルートができるのなら嫌だなと思っていました。
CMなどでも少し匂わせていましたね。
しかし、全く別の話しになるのならそれもありなのかなと思います(笑)
ただ、単純にオリジナルのリメイクを楽しみにしている人も多いと思います。
なので、そこをわざわざ裏切ってまで、新しい物語を始めるのもどうなのかなと思いますね。
新劇場版エヴァンゲリオンも原作のリメイクと思わせて、少しずつ原作との相違点をつくり、Qで大幅に物語を変えたことで、ループ説が出てますが、それに近いものを感じます。
すでに次回作の開発は始めているとプロデューサーの北瀬さんは言っていましたね。
また、ディレクターである野村さんは僕の大好きなキングダムハーツシリーズを作り上げた方なのでゲーム内容については期待していますが、作品の発売に時間がかかったり、物語を難解にする傾向があるので、そこは不安です。
情報が出始めたときにどうなるか楽しみに待ちたいと思います。
どちらにせよ新しいFF7の正解を楽しめることを心待ちにしたいですね!
原作をプレイ済みの方も是非一度プレイすることをおすすめします。